論文

2015年3月

知育と徳育の断絶をこえて

北海道大学教職課程年報
  • 白水 浩信

5
開始ページ
37
終了ページ
56
記述言語
日本語
掲載種別
研究論文(大学,研究機関等紀要)

西洋思想の伝統においては、「道徳(moral)」観念は習慣(habit)あるいは慣習(custom)と不可分のものである。本稿では習慣形成としての道徳教育という立場を批判し、いかにして克服することができるかについて論じた。その際、知育と分断されてきた徳育の教育思想史的意義について解説し、既存の道徳的諸価値を強制するのではない、知的反省(reflection)に導く道徳教育、「考える道徳教育」について提唱した。

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URL
http://hdl.handle.net/2115/58497
ID情報
  • ISSN : 2185-9809

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