2015年
収穫前における肥料成分の補給停止が水耕ミズナの生育,硝酸イオン濃度,および全糖含量に及ぼす影響
植物環境工学
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- 巻
- 27
- 号
- 3
- 開始ページ
- 144
- 終了ページ
- 151
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- DOI
- 10.2525/shita.27.144
- 出版者・発行元
- 日本生物環境工学会
水耕栽培において収穫前における一定期間の肥料成分の補給停止が,ミズナの生育,硝酸イオン濃度,および全糖含量に及ぼす影響を検討した.ミズナ‘京みぞれ’を供試し,栽培はガラス室で行った.14日間水道水で育苗後,湛液型循環水耕装置に移植し,29日間栽培した.収穫の3,5,7日前からそれぞれ培養液を水道水にかえて全肥料成分の補給を停止した処理区(実験1),同じ処理期間で窒素成分のみの補給を停止した処理区(実験2),そして培養液の補給を継続した対照区を設けた.実験1において,初夏どりでは,草丈に差はなかったが,地上部新鮮重と乾物重は全ての処理区で対照区より劣った.硝酸イオン濃度は3日目から低く,全糖含量は5日目から多かった.秋どりでは,草丈と地上部新鮮重は全ての処理区で対照区より劣った.硝酸イオン濃度は3日目から低く,全糖含量は3日目から多かった.実験2において,初夏どりでは,草丈と地上部乾物重に差はなかったが,新鮮重は5日目から対照区より劣った.硝酸イオン濃度は3日目から低く,全糖含量は3日目から多かった.秋どりでは,地上部乾物重に差はなかったが,草丈と地上部新鮮重は3日目から対照区より劣った.硝酸イオン濃度は3日目から低く,全糖含量は3日目から多かった.SPAD値は実験1,実験2とも差はなかった.以上の結果より,収穫前の肥料成分の補給停止は,水耕ミズナの葉色には影響せず,硝酸イオン濃度を減少し,全糖含量を増加することが明らかとなった.
- リンク情報
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- DOI
- https://doi.org/10.2525/shita.27.144
- CiNii Books
- http://ci.nii.ac.jp/ncid/AA12010914
- CiNii Research
- https://cir.nii.ac.jp/crid/1390001205233166592?lang=ja
- URL
- https://www.jstage.jst.go.jp/article/shita/27/3/27_144/_pdf
- URL
- http://id.ndl.go.jp/bib/026717488
- URL
- https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/2010893190
- ID情報
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- DOI : 10.2525/shita.27.144
- ISSN : 1880-2028
- eISSN : 1880-3563
- CiNii Articles ID : 130005097322
- CiNii Books ID : AA12010914
- CiNii Research ID : 1390001205233166592