MISC

2016年12月

前外側大腿皮弁における皮弁採取部の筋力低下について

リハビリテーション科診療近畿地方会誌
  • 池口 良輔
  • ,
  • 太田 壮一
  • ,
  • 織田 宏基
  • ,
  • 淘江 宏文
  • ,
  • 竹内 久貴
  • ,
  • 小笹 寧子
  • ,
  • 佐藤 晋
  • ,
  • 青山 朋樹
  • ,
  • 伊藤 宣
  • ,
  • 松田 秀一

16
開始ページ
16
終了ページ
18
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
日本リハビリテーション医学会-近畿地方会

目的:前外側大腿皮弁は、穿通枝皮弁であるため採取部の障害は少ないと言われているが、穿通枝の位置に解剖学的変異があるため外側広筋を損傷することもある。本研究は皮弁採取部の障害について検討した。方法:前外側大腿皮弁を用いて上肢の軟部組織の再建を行った6症例を対象とした。穿通枝の状態、疼痛、大腿四頭筋筋力、膝関節可動域および皮弁採取部の知覚障害を検討項目とした。結果:穿通枝は6例とも外側広筋を貫いていた。1例で健側と比較して大腿四頭筋の筋力低下と皮弁採取部遠位での知覚障害が認められた。結論:血管茎に大腿神経の枝を含んだ症例のみで知覚障害と違和感を自覚し、大腿四頭筋の筋力低下が認められたため、大腿神経を温存することが重要であると考えられた。穿通枝剥離時に外側広筋を損傷しているにもかかわらず筋力低下は認められなかったため、外側広筋への損傷と障害との関係は少ないと考えられた。(著者抄録)

リンク情報
URL
https://search.jamas.or.jp/index.php?module=Default&action=Link&pub_year=2016&ichushi_jid=J03833&link_issn=&doc_id=20171003330002&doc_link_id=%2Feb2jorhp%2F2016%2F000016%2F003%2F0016-0018%26dl%3D0&url=http%3A%2F%2Fwww.medicalonline.jp%2Fjamas.php%3FGoodsID%3D%2Feb2jorhp%2F2016%2F000016%2F003%2F0016-0018%26dl%3D0&type=MedicalOnline&icon=https%3A%2F%2Fjk04.jamas.or.jp%2Ficon%2F00004_2.gif
ID情報
  • ISSN : 1347-3956
  • 医中誌Web ID : 2017404212

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