論文

査読有り
2019年10月

【運動器疾患に対する保存的治療-私はこうしている】保存的治療にあたっての診断,支援機器,診療体制 アドヒアランスが向上するスマートフォンアプリの開発

別冊整形外科
  • 青山 朋樹
  • ,
  • 西口 周
  • ,
  • 福谷 直人
  • ,
  • 伊藤 宣
  • ,
  • 松田 秀一

76
開始ページ
18
終了ページ
22
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
(株)南江堂

<文献概要>はじめに 慢性的に疼痛が続く運動器疾患においては,治療のアドヒアランスが向上し,セルフケアのモチベーションを継続する工夫が必要である.これまでにもリウマチ日記などの患者記載情報を主治医と共有することによる病状把握や,手紙を用いて活動性や栄養状態を医療従事者と共有することによるサルコペニアの防止効果が示されてきた.しかしながら健康情報の多様化により,アナログな手法や通信手段では膨大な情報蓄積,処理が困難になってきたことから,情報をさらに処理,搭載できる仕組みが必要になってきた.そこで目をつけたのがスマートフォンのアプリケーション(アプリ)である.本邦に限らず世界的にスマートフォンの普及率は高く,その活用は医療,セルフケアの領域においても広く展開されている.スマートフォンを用いることによるメリットは,情報蓄積機能,蓄積した情報を送付,受信する通信機能,高精度のセンサリング機能,自律的なデータ解析機能を有していることなどがあげられる.加えてスマートフォンの普及が進んでいることから,使用する際に新たなデバイスを用意する必要がなく,アプリをダウンロードするだけで使用可能であることも大きなメリットである.そこで本稿においては,慢性運動器疾患のアドヒアランスが向上するスマートフォンアプリの開発を通してその意義の検討を行う.

リンク情報
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ID情報
  • ISSN : 0287-1645
  • eISSN : 2433-4316
  • 医中誌Web ID : TB01430004

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