2018年
人工林下層植生にみられる生物多様性の学習内容に関する一提案
日本森林学会大会発表データベース
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- 巻
- 129
- 号
- 0
- 開始ページ
- 229
- 終了ページ
- 229
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.11519/jfsc.129.0_229
- 出版者・発行元
- 日本森林学会
<p>専門教育である高等学校農業科において,「森林科学」の科目では「森林の育成,保全と木材の生産に必要な知識と技術を習得させ,森林の役割や生態について理解させるとともに,森林の保全と利用を図る能力と態度を育てる」ことを学習目標としている。しかし,カリキュラム全体で,人工林と生物多様性の関連性が整理されていない。「森林科学」の教科書では「第1章 森林の役割」において,「生物多様性の保全」を森林の多面的機能の一つとして紹介しているものの,原生林における生物多様性の事例紹介にとどまり,人工林については「人工林化により材木の遺伝資源の減少や劣化が進行している」という表記になっている。また,「第3章 森林の育成」の造林や保育でも,人工林の管理が下層植生や生物多様性に及ぼす影響に関する具体的な記載がない。これでは,人工林において生物多様性を保全するためにどのような管理を施せばよいか学習できない。本研究では,石川県の人工林にみられる下層植生について標高や微地形などと関連付けて解析した結果を示し,専門教育において人工林下層植生の生物多様性に関する学習内容のあり方ついて提案する。</p>
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.11519/jfsc.129.0_229
- CiNii Articles ID : 130007375748