MISC

2019年7月

全身撮影可能な立位CTの開発 ファントムスタディ、人体に対する重力の影響

日本医用画像工学会大会予稿集
  • 横山 陽一
  • ,
  • 山田 祥岳
  • ,
  • 名倉 武雄
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  • 中原 健裕
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  • 成田 啓一
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  • 山田 稔
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  • 南島 一也
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  • 荻原 直道
  • ,
  • 陣崎 雅弘

38回
開始ページ
471
終了ページ
475
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
日本医用画像工学会

【目的】(1)立位CTの物理特性の評価,(2)大血管と骨盤底への重力の影響を評価すること.【方法】ファントムを用いて立位CTと臥位CT,それぞれの物理特性の評価を行った.健常人ボランティアを対象に立位CTと臥位CTを同日に施行,大静脈と大動脈の面積と骨盤底の変化を評価した.【結果】立位CTと臥位CT両者の物理特性に有意差は見られなかった.仰臥位と比較して直立位では,上大静脈の面積は有意に小さく,横隔膜の高さでの下大静脈の面積に有意差は見られず,下大静脈下端部での面積は有意に大きくなった.一方,大動脈の面積に関しては姿勢による有意差は見られなかった.骨盤底は直立位で下降した.【結論】立位CTと臥位CTの性能はほぼ同等であり,立位CTは,人体に対する重力の影響を評価するのに有用であった.(著者抄録)

ID情報
  • 医中誌Web ID : T830480224

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