2009年 - 2010年
計算機シミュレーションを用いた造岩鉱物中拡散の素過程の解明
日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究(B)
鉱物中の拡散現象に関して、空孔形成エネルギーおよび空孔移動の活性化エネルギーを求めるために電子密度汎関数法を用い、さらに空孔移動の温度による振る舞いを明らかにするために分子動力学シミュレーションを行った。ペリクレース(MgO)についての計算の結果、空孔形成エネルギーはMg空孔とO空孔が隣接するcoupled vacancyが最も小さい一方、空孔濃度はSchottky vacancyが最も多くなることがわかった。また、空孔の移動に関しても温度によって振る舞いが違う結果を得た。
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- 課題番号 : 21740376
- 体系的課題番号 : JP21740376