2018年 - 2021年
住民ボランティアの認知症予防と認知症者理解を目的とした園芸活動プログラムの開発
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
- 課題番号
- 18K10573
- 体系的課題番号
- JP18K10573
- 担当区分
- 研究代表者
- 配分額
-
- (総額)
- 4,290,000円
- (直接経費)
- 3,300,000円
- (間接経費)
- 990,000円
- 資金種別
- 競争的資金
本研究は、福岡市内に所在する小規模多機能型居宅介護施設において、認知症である施設利用者(以下、利用者とする)と認知症でない地域のシニア世代のボランティア(以下、シニアボランティアとする)を混合で対象とし、これまでに研究者が開発してきた認知症の重症化予防に効果的な園芸活動を行い、シニアボランティアの認知症の抑制や遅延、早期発見にも有効な、予防的ケアとして活用でき、さらに、認知症者への理解促進にも効果的な園芸活動プログラムを検討し、開発することを目的としている。
今年度も新型コロナウイルス感染症の定期的な感染拡大により、施設では研究者やシニアボランティアなど、外部からの訪問が制限されたため、園芸活動によるシニアボランティアへの効果についてはデータ自体を収集することができなかった。
利用者は、園芸活動を施設職員と行い、活動時の利用者の状況は施設職員から研究者へ情報提供がなされた。
園芸活動は、例年と同様、夏野菜や冬野菜の栽培のほか、花の寄せ植えやチューリップの植え付けなどを行ったが、昨年度に引き続き、感染対策を講じながら安全に作業できるよう、1回あたりの作業人数を少なくし、複数回に分けて実施した。
その結果、施設内では季節の植物を身近に感じられる環境を利用者に提供することができた。また、利用者も自発的に植物の世話を行ったり、植物を介した他者とのかかわりが活発化していたことから、日常生活の活性化に有用である可能性が考えられた。
今年度も新型コロナウイルス感染症の定期的な感染拡大により、施設では研究者やシニアボランティアなど、外部からの訪問が制限されたため、園芸活動によるシニアボランティアへの効果についてはデータ自体を収集することができなかった。
利用者は、園芸活動を施設職員と行い、活動時の利用者の状況は施設職員から研究者へ情報提供がなされた。
園芸活動は、例年と同様、夏野菜や冬野菜の栽培のほか、花の寄せ植えやチューリップの植え付けなどを行ったが、昨年度に引き続き、感染対策を講じながら安全に作業できるよう、1回あたりの作業人数を少なくし、複数回に分けて実施した。
その結果、施設内では季節の植物を身近に感じられる環境を利用者に提供することができた。また、利用者も自発的に植物の世話を行ったり、植物を介した他者とのかかわりが活発化していたことから、日常生活の活性化に有用である可能性が考えられた。
- ID情報
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- 課題番号 : 18K10573
- 体系的課題番号 : JP18K10573