2015年4月 - 2018年3月
ゲノム情報と生育域外保全集団を活用した生物多様性ホットスポットの保全研究
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
小笠原諸島の固有希少植物を適切に保全するために、野生個体と域外保全個体を対象にゲノムレベル遺伝解析を行った。ゲノムの縮約解読はRAD-seqでおこない、集団の遺伝的多様性、分化、空間遺伝構造、系統関係の解析を行った。また、RNA-seqによって、翻訳されている塩基配列情報を網羅的に解読し、種分化に関与した遺伝子も推定した。本研究を通して、種内の遺伝的多様性がほとんど失われている分類群、近縁普通種に比べて有害遺伝子を多く蓄積している分類群、種分化が進行しており隠蔽種を含む分類群など、適切な保全活動に活用できる情報が分類群ごとに得られた。
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- 課題番号 : 15H04414
- 体系的課題番号 : JP15H04414