2005年 - 2007年
グローバリゼーション下のインドにおける国土空間構造の変動と国内周辺部問題
文部科学省 科学研究費助成事業(基盤研究(A)) 基盤研究(A)
- 課題番号
- 17251009
- 体系的課題番号
- JP17251009
- 担当区分
- 連携研究者
- 配分額
-
- (総額)
- 24,180,000円
- (直接経費)
- 18,600,000円
- (間接経費)
- 5,580,000円
- 資金種別
- 競争的資金
1991年の経済自由化に始まるインドの経済成長とグローバル化は、国土空間構造の大規模な再編をもたらした。本研究は、このような認識のもとに、急速な経済発展をとげてきたインドを対象に、全国的な国土空間構造の再編を捉えるとともに、低開発性を特徴とする国内周辺部の実態に焦点を当て、現代インドの国土空間の特徴と問題点を明らかにしようとした。主な調査地域は、内陸の低開発州マディヤ・プラデーシュ州インドール市周辺と北部山岳地域のウッタラカンド州である。明らかになった点は、以下の通りである。
まず、マディヤ・プラデーシュ州では、消費財市場の拡大と流通網の整備が進んでいる。またインドール市周辺の工業団地では、近接する住宅団地居住者の定住化と生活の向上がみられた。さらに工業団地近接農村では、雇用の拡大、教育水準の向上、野菜栽培の拡大、新住民の増加、インフラの整備、新たな起業の増加など、生活の向上を中心に大きな変化が
まず、マディヤ・プラデーシュ州では、消費財市場の拡大と流通網の整備が進んでいる。またインドール市周辺の工業団地では、近接する住宅団地居住者の定住化と生活の向上がみられた。さらに工業団地近接農村では、雇用の拡大、教育水準の向上、野菜栽培の拡大、新住民の増加、インフラの整備、新たな起業の増加など、生活の向上を中心に大きな変化が
- リンク情報
- ID情報
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- 課題番号 : 17251009
- 体系的課題番号 : JP17251009