2016年 - 2018年
切削工具に特化した摩擦試験法の開発と新しい仕上げ面評価法による検証
文部科学省 科学研究費助成事業(基盤研究(C))
- 課題番号
- 16K06044
- 担当区分
- 研究代表者
- 配分額
-
- (総額)
- 4,940,000円
- (直接経費)
- 3,800,000円
- (間接経費)
- 1,140,000円
- 資金種別
- 競争的資金
1. マシニングセンタと工具動力計を活用して,市販工具がそのまま利用でき温度と応力を同時にコントロール可能な摩擦試験方法を確立する.2. 仕上げ面粗さの低下の原因が,工作機械の精度や剛性,被削材の剛性など加工システムの不安定性であるのか,あるいは構成刃先を代表とする被削材の工具への凝着・脱落など加工現象の不安定性にあるのかを区別し,加工現象の不安定性(工具輪郭の転写誤差)のみを評価できる方法を構築する.3. 提案する摩擦試験から得た"摩擦温度と摩擦特性値の関係"と切削実験から得た"切削温度と工具形状の転写誤差の関係"を比較し,転写誤差と高い相関をもつ摩擦特性値を見出したうえで,各種被削材,コーティングおよび切削油剤の組み合わせで仕上げ面粗さの観点において最適な組み合わせを探す.