2017年3月
L’après-guerre de Duras ― une écriture de réconciliation avec l’époque
立教大学フランス文学
- 巻
- 号
- 46
- 記述言語
- フランス語
- 掲載種別
- 研究論文(大学,研究機関等紀要)
- 出版者・発行元
- 立教大学フランス文学研究室
1914年生まれのマルグリット・デュラスの作家活動はおもに戦後であるが、彼女の作品は戦前、戦中の個人的な体験を扱ったものも多い。1942年の最愛の兄と死産にて最初の子どもを失った体験が、43年に作家としてデビュー作を刊行した作家の人生において、どのような形で刻印されたのか、分析を試みた。