論文

2016年3月

イメージという問題

立教映像身体学研究
  • 関 未玲

4
記述言語
日本語
掲載種別
研究論文(大学,研究機関等紀要)
出版者・発行元
立教大学映像身体学科学生研究会

西洋哲学においてこれまでイメージの問題は、プラトンによって二義的な事象として扱われたことから、現実へのアンチテーゼとして考えられてきた。マリ=ジョゼ・モンザンは、ロゴスという不可視のものに優位を与えるために、プラトン哲学以降この流れが変わることはなかったことを指摘している。本論では、イメージを巡るヨーロッパの社会学的変革について、ベンヤミンなどのイコン概念を取り上げながら、イメージがどのように扱われてきたのか、分析している。

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