その他

  2
表示件数
  • 2014年3月
    材料・デバイス創出におけるイノベーションを目的として高分子を使用する際、界面における構造・物性制御は必須の基盤技術である。なかでも、近年の社会の複雑・多様化に対応できる高度水分離膜や高発電効率を実現する燃料電池用高分子電解質膜や、テーラーメード医療に使用されるバイオチップなどのバイオ応用においては、液体、とくに非溶媒である水界面における高分子鎖の凝集状態、ひいてはダイナミクスを制御し、機能発現を設計する戦略が必要となる。そこで本研究では、独自の方法論に基づき非溶媒界面における高分子の構造と物性、また、機能化への影響について検討している。
  • 2013年6月
    近年のナノテクノロジーの発展に伴って材料の更なるスケールダウンが要求されるなか、高分子材料関連分野でも厚さ100nm以下の薄膜が様々なデバイスに使用されている。しかし、高分子材料をナノサイズにスケールダウンすると材料全体積に対する界面の比率が著しく大きくなるため、バルク材料とは異なる物性を示すことが知られているが、材料設計の際にはほとんど考慮されていないのが現状である。本研究では高分子が異種固体と接触した場合の特異な凝集状態と熱運動性について独自の方法論に基づく実験を行い、系統的な議論を行っている。