2012年12月
有機物長期連用ブドウ園地の土壌中全炭素濃度 と全窒素濃度の経年変化
日本土壌肥料学雑誌
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- 巻
- 83
- 号
- 6
- 開始ページ
- 687
- 終了ページ
- 690
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- DOI
- 10.20710/dojo.83.6_687
- 出版者・発行元
- 日本土壌肥料學會
永年性の果樹栽培では地表面管理として,除草剤を用いて地表面を裸地状態に保つ清耕管理や,地表面一面あるいは部分的に草で覆う草生管理,地表面にわらや刈草を敷き詰め雑草の発生を防ぐ敷きわら(敷き草)管理等が行われている。また,土壌管理の一貫として堆肥等が施用される場合も多く,これらの地表面管理は樹園地では長期間継続されることが多い。堆肥等の長期連用試験は国内で多く行われており,六本木ら(1993)は沖積畑土壌における20年以上の稲わら堆肥連用について,中津・田村(2008)は黒ボク畑土壌における30年間の有機物連用について,山田ら(2011)は草地土壌での34年間における堆肥連用について,谷ら(2011)は黒ボク畑土壌での25年間牛ふん堆肥連用について,それぞれ検討している。樹園地でも有機物を10年以上連用した試験地はいくつかあるが(金森,2000),樹園地での有機物長期連用による土壌への影響について報告した例は少なく,同一園地で各種地表面管理と有機物施用の影響について検討した例はない。
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.20710/dojo.83.6_687
- ISSN : 0029-0610
- CiNii Articles ID : 110009593780
- CiNii Books ID : AN00195767