2015年4月 - 2018年3月
がん患者の就労に係る自己評価ツールの活用とQOLに与える効果の検討
日本学術振興会 科学研究費助成事業 挑戦的萌芽研究 挑戦的萌芽研究
本研究の目的は、働くがん患者が自分の生活や健康状態を客観的に把握できるように作成した健康自己評価ツールの利用が、働くがん患者のQOLに与える効果を検討することにあった。がん患者の就労状況とQOLを評価するための質問紙調査と、ツール利用の実行可能性を検討するための調査を実施した。ツール利用後1ヶ月調査における生活に関する満足度得点の平均値は、基準値より有意に低下していた。しかしその他の結果は、がん患者が本ツールにそって健康自己評価を行うことが彼らの保健行動の変化に効果的に機能する可能性を示していた。
- ID情報
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- 課題番号 : 15K15825