
野島 順三
ノジマ ジュンゾウ (Junzo Nojima)
更新日: 02/22
基本情報
- 所属
- 山口大学 山口大学 大学院医学系研究科(医学) 大学院医学系研究科(保健学系学域)(医学) 基礎検査学分野 大学院担当教授 (検査技術科学専攻長)
- 学位
-
保健学博士(その他)
- 連絡先
- nojima-j
yamaguchi-u.ac.jp
- 通称等の別名
- Nojima J
- 研究者番号
- 30448071
- J-GLOBAL ID
- 200901098774452328
- researchmap会員ID
- 1000317270
- 外部リンク
研究キーワード
5経歴
3-
1986年4月 - 1993年8月
-
1993年9月 - 2008年3月
-
2010年2月 - 2010年5月
学歴
2-
- 2003年3月
受賞
4-
2015年7月
-
2013年3月
-
2009年5月
論文
139-
医学検査 72(1) 19-24 2023年1月 査読有り最終著者責任著者
-
Diagnostic microbiology and infectious disease 104(4) 115809-115809 2022年12月 査読有り
-
International journal of molecular sciences 23(18) 2022年9月13日 査読有り
-
Journal of clinical laboratory analysis 36(5) e24340 2022年3月21日 査読有り責任著者
-
医学検査 71(3) 397-403 2022年 査読有り責任著者
-
日本検査血液学会雑誌 22(3) 346-354 2021年11月 査読有り最終著者責任著者
-
Journal of infection and chemotherapy : official journal of the Japan Society of Chemotherapy 28(1) 112-115 2021年9月18日 査読有り
-
日本疲労学会誌 17(1) 35-35 2021年7月 査読有り
-
Lasers in medical science 36(4) 927-931 2021年6月 査読有り
-
Microorganisms 9(2) 2021年2月19日 査読有り
-
日本細菌学雑誌 76(1) 120-120 2021年2月
-
日本細菌学雑誌 76(1) 120-120 2021年2月 査読有り
-
医学検査 70(1) 9-14 2021年1月 査読有り責任著者
-
山口医学 70(3) 2021年
-
日本血栓止血学会誌 32(2) 2021年 査読有り最終著者責任著者
-
日本医学検査学会(Web) 70th 2021年 査読有り最終著者責任著者
-
BIO Clinica 36(1) 16-20 2021年1月 筆頭著者
-
医学検査 70(1) 9-14 2021年1月 査読有り最終著者責任著者
-
Thrombosis research 196 52-53 2020年12月 査読有り筆頭著者
-
日本検査血液学会雑誌 21(3) 382-390 2020年11月 査読有り筆頭著者責任著者
MISC
53-
医療検査と自動化 47(4) 511-511 2022年8月
-
日本医学検査学会抄録集 71回 126-126 2022年5月
-
日本医学検査学会抄録集 71回 140-140 2022年5月
-
医療検査と自動化(Web) 47(4) 2022年
-
日本検査血液学会雑誌 23 2022年
-
日本血栓止血学会学術標準化委員会シンポジウム 15th 2021年 責任著者
-
日本検査血液学会雑誌 21(学術集会) S125-S125 2020年6月
-
日本検査血液学会雑誌 21(学術集会) S190-S190 2020年6月
-
日本検査血液学会雑誌 21(学術集会) S191-S191 2020年6月
-
日本検査血液学会雑誌 21(学術集会) S189-S189 2020年6月
-
日本検査血液学会雑誌 21(学術集会) S191-S191 2020年6月
-
日本血栓止血学会学術標準化委員会シンポジウム 14th 2020年 責任著者
-
日本医学検査学会抄録集 68回 81-81 2019年5月
-
日本医学検査学会抄録集 68回 155-155 2019年5月
-
日本医学検査学会抄録集 68回 156-156 2019年5月
-
日本脳神経外傷学会プログラム・抄録集 41回 48-48 2018年2月
-
日本臨床衛生検査技師会中四国支部医学検査学会抄録集 50回 49-49 2017年11月
-
日本臨床衛生検査技師会中四国支部医学検査学会抄録集 50回 114-114 2017年11月
-
日本検査血液学会雑誌 18(学術集会) S141-S141 2017年6月
-
日本検査血液学会雑誌 18(学術集会) S143-S143 2017年6月
講演・口頭発表等
35-
第21回日本検査血液学会学術集会 2020年7月11日 招待有り
-
第10回TTMフォーラム九州学術集会 2019年10月19日 招待有り
-
第68回日本医学検査学会 2019年5月19日
-
第22回積水セミナー 学術講演会 2018年9月15日 招待有り
-
第21回積水セミナー 学術講演会 2018年2月17日 招待有り
-
第48回日本看護学会-ヘルスプロモーション-学術集会 2017年9月21日 招待有り
-
第7回日本公衆衛生看護学会 2017年1月26日
-
第3回九州凝固検査共同研究会 2016年2月27日 招待有り
-
第1回 Werfen血液凝固セミナー 2015年9月12日 招待有り
-
第19回日本看護管理学会学術集会 2015年8月29日 招待有り
-
第10回日本臨床検査学教育学会学術大会 2015年8月19日 招待有り
-
徳島県血液検査研究班 2015年8月8日 招待有り
-
第37回日本血栓止血学会学術集会 2015年5月21日 招待有り
-
第11回日本疲労学会学術集会 2015年5月15日 招待有り
-
山口県臨床検査技師技師会臨床血液部門講演会 2015年2月14日 招待有り
-
第20回東海KOAG研究会 2014年9月18日 招待有り
-
第12回酸化ストレス・抗酸化セミナー 2014年7月27日 招待有り
-
高知県臨床検査技師会学術部血液研究班講演会 2014年3月1日 招待有り
-
第34回山口臨床血液例会 2014年1月24日 招待有り
-
岡山県臨床検査技師会講演会 2013年11月30日 招待有り
担当経験のある科目(授業)
135共同研究・競争的資金等の研究課題
7-
日本学術振興会 基盤研究(C) 2018年4月 - 2020年3月
-
日本学術学術振興会 基盤研究(C) 2015年4月 - 2017年3月
-
日本学術振興会 基盤研究(C) 2014年4月
-
日本学術振興会 基盤研究(C) 2012年4月 - 2014年3月
-
日本学術振興会 基盤研究(A) 2012年4月 - 2014年3月
-
日本学術振興会 基盤研究(B) 2009年4月 - 2011年3月
-
日本学術振興会 基盤研究(C) 2008年4月 - 2010年3月
その他
2-
これまでの研究により,抗リン脂質抗体はリン脂質に直接反応するのではなく,酸性リン脂質に結合することにより構造変化を起こしたβ2-グリコプロテインⅠ(β2-GPⅠ)およびプロトロンビン分子上に新たに発現するエピトープを認識して結合する抗体であることが示されており,代表的な抗リン脂質抗体として抗カルジオリピン/β2-グリコプロテインⅠ抗体(抗CL/β2-GPI抗体)や抗フォスファチジルセリン/プロトロンビン抗体(抗PS/PT抗体)があげられる.<br> <br>1.抗リン脂質抗体による血栓形成機序を解明するため,SLE患者血漿より精製した各タイプの抗体を含有するIgG fractionを用いて,血小板活性化機構に対する促進作用と活性化プロテインC (APC)系血液凝固制御機構に対する阻害作用をIn vitroの実験において検討した.その結果,抗CL/β2-GPI抗体と抗PS/PT抗体が共存することにより,低濃度ADPなど他の因子による可逆性の血小板活性化が明らかに促進させることを確認し,この血小板活性化促進作用が動脈血栓形成の重要な要因となることを見出した.また,抗CL/β2-GPI抗体と抗PS/PT抗体は間接的に,プロテインSに対する抗体は直接的にAPCの抗凝固活性を阻害することにより後天性のAPC-resistance 反応を引き起こすことを確認し,この阻害作用が静脈血栓塞栓の一つの病因となることを明らかにした.<br> <br>2. SLE患者を対象にAnkle Brachial Pressure Index (ABI)および動脈造影等画像診にて臨床検討を行った結果155例中25例 (16.1%) で閉塞性動脈硬化症を認め,抗CL/β2-GPI抗体がSLE患者に多発する閉塞性動脈硬化症の発症に強く関連していることを明らかにした.さらに,SLEに関連する閉塞性動脈硬化症の病因として,抗CL/β2-GPI抗体が単球表面の組織因子の発現を亢進させることにより組織因子依存性の凝固反応や炎症反応を増幅させ,アテローム性動脈硬化病変の伸展を促進する可能性を見出した.そして,抗CL/β2-GPI抗体により惹起される閉塞性動脈硬化症が狭心症や心筋梗塞など虚血性心疾患を引き起こす極めて重要な危険因子となることを明らかにした.<br>現在、抗リン脂質抗体によるアテローム性動脈硬化症の発症機序をさらに詳細に解明することにより、脳血管障害や虚血性心疾患の病態把握・早期発見につながる新たな病態マーカー検査法の確立を目指して研究を進めている.<br> <br>3.本研究では、救命救急医療に携わる看護師・医師20名および保健学科教員および学生20名を対象に、(1)酸化ストレス度測定、(2)ELISAによる血中Fatigue factor関連蛋白の定量、(3)唾液中のアミラーゼ・分泌型I
-
これまでの研究により,抗リン脂質抗体はリン脂質に直接反応するのではなく,酸性リン脂質に結合することにより構造変化を起こしたβ2-グリコプロテインⅠ(β2-GPⅠ)およびプロトロンビン分子上に新たに発現するエピトープを認識して結合する抗体であることが示されており,代表的な抗リン脂質抗体として抗カルジオリピン/β2-グリコプロテインⅠ抗体(抗CL/β2-GPI抗体)や抗フォスファチジルセリン/プロトロンビン抗体(抗PS/PT抗体)があげられる.<br> <br>1.抗リン脂質抗体による血栓形成機序を解明するため,SLE患者血漿より精製した各タイプの抗体を含有するIgG fractionを用いて,血小板活性化機構に対する促進作用と活性化プロテインC (APC)系血液凝固制御機構に対する阻害作用をIn vitroの実験において検討した.その結果,抗CL/β2-GPI抗体と抗PS/PT抗体が共存することにより,低濃度ADPなど他の因子による可逆性の血小板活性化が明らかに促進させることを確認し,この血小板活性化促進作用が動脈血栓形成の重要な要因となることを見出した.また,抗CL/β2-GPI抗体と抗PS/PT抗体は間接的に,プロテインSに対する抗体は直接的にAPCの抗凝固活性を阻害することにより後天性のAPC-resistance 反応を引き起こすことを確認し,この阻害作用が静脈血栓塞栓の一つの病因となることを明らかにした.<br> <br>2. SLE患者を対象にAnkle Brachial Pressure Index (ABI)および動脈造影等画像診にて臨床検討を行った結果155例中25例 (16.1%) で閉塞性動脈硬化症を認め,抗CL/β2-GPI抗体がSLE患者に多発する閉塞性動脈硬化症の発症に強く関連していることを明らかにした.さらに,SLEに関連する閉塞性動脈硬化症の病因として,抗CL/β2-GPI抗体が単球表面の組織因子の発現を亢進させることにより組織因子依存性の凝固反応や炎症反応を増幅させ,アテローム性動脈硬化病変の伸展を促進する可能性を見出した.そして,抗CL/β2-GPI抗体により惹起される閉塞性動脈硬化症が狭心症や心筋梗塞など虚血性心疾患を引き起こす極めて重要な危険因子となることを明らかにした.<br>現在、抗リン脂質抗体によるアテローム性動脈硬化症の発症機序をさらに詳細に解明することにより、脳血管障害や虚血性心疾患の病態把握・早期発見につながる新たな病態マーカー検査法の確立を目指して研究を進めている.<br> <br>3.本研究では、救命救急医療に携わる看護師・医師20名および保健学科教員および学生20名を対象に、(1)酸化ストレス度測定、(2)ELISAによる血中Fatigue factor関連蛋白の定量、(3)唾液中のアミラーゼ・分泌型I