共同研究・競争的資金等の研究課題

2013年 - 2015年

リスク社会における若者の意識と将来社会の構想-第3回高校生調査の実施-

科学研究費助成事業(大阪大学)  科学研究費助成事業(基盤研究(B))

配分額
(総額)
11,830,000円
(直接経費)
0円
(間接経費)
0円
資金種別
競争的資金

2001年以来6年ごとに実施してきた高校生調査(質問紙調査)の第3回調査を2013年に実施した。第3回調査は、福岡県(公立高校5校、私立高校2校)、大阪府(公立高校7校、私立高校2校)、東京都(公立高校6校、私立高校4校)で実施し6092名分のデータを収集した。第3回調査の特色は、次の2点にある。第1に、福岡、大阪のみならず東京で実施することによって、より日本社会の縮図となるようなデータの収集につとめたことである。第2に、2011年3月11日に発生した東日本大震災をふまえて、高校生がそもそもリスクというものをどのように考えているのかについて質問するとともに、東日本大震災と原発についての意識を尋ねたことである。高校生の意識の分析をとおして、将来における科学技術と社会のあり方について考えることを目指した。
2013年度は、第3回高校生調査のデータ分析に集中して研究を進めた。行った分析は、(1)高校生の規範意識の内実は何か、(2)高校生の社会観の趨勢(とりわけ「保守意識」に焦点をあてて)、(3)高校生の進路選択と地位達成志向・職業観、(4)高校生の性別役割分業意識・ジェンダー観、これらの4つのテーマは、第1回調査以来の継続テーマなので、2014年度には、3時点の趨勢分析を行うことにした。
2007年第2回調査で行った(5)若者の人間関係の取り結び方については、2013年第3回調査でもデータを収集しており、まず2013年データについて単純な分析を行ったので、2014年度に高度な分析を行い、あわせて2007年データと2013年データによって、2時点間の比較を行う予定である。
2013年度に新たに質問項目として入れた(6)高校生における震災・原発リスクに関する意識、(7)高校生の階層的地位と学習意欲については、ある程度の分析を行ったが、さらに精緻化した分析を2014年度に行う。

リンク情報
URL
https://kaken.nii.ac.jp/d/p/25285149.ja.html