論文

2010年12月

ヒト脳座標アトラス作成におけるデジタル画像技術の応用

機能的脳神経外科
  • 宮城 靖
  • ,
  • 福田 孝一
  • ,
  • 諸岡 健一
  • ,
  • 陳 献
  • ,
  • 早見 武人
  • ,
  • 岡本 剛
  • ,
  • 砂川 賢二
  • ,
  • 飛松 省三
  • ,
  • 吉浦 敬

49
2
開始ページ
136
終了ページ
141
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
日本定位・機能神経外科学会

三次元的整合性と細胞構築を両立させる、より簡便なヒト脳座標アトラスの作成法について検討した。日本人の献体脳(89歳男性)を用い、非接触型3次元デジタイザーにより脳全体の初期形状を記録した後、振動刃ミクロトームにより100μmの切片を作成した。その組織切片を染色した後、スキャナで電子化し、3Dニューロン再構築解析ソフトウェアを用いて再構築した。この方法は標本作製に伴う機械的変形が全くみられず、三次元的整合性と細胞構築を両立させ、より簡便にヒト脳アトラスを作成できた。

ID情報
  • ISSN : 1344-9699
  • 医中誌Web ID : 2011087552

エクスポート
BibTeX RIS