2015年4月 - 2018年3月
Experimental and theoretical diagnosis of arch collapse with liquefaction in embankment constructed on soft ground subjected to seismic loading
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
本研究では軟弱地盤上の盛土において地盤沈下による盛土内部の応力状態の変化が盛土の液状化抵抗に与える影響を検討するため、ウレタン地盤や剛体地盤を用いた動的模型実験を行った.実験の結果,高い締固め度の盛土では基礎地盤の凹状沈下による側方伸長変形で盛土中央底部の水平土圧が非常に小さくなることがわかった.また,盛土内部へのメトローズ供給によって発生する基礎地盤の沈下と供給部付近が緩むことにより,アーチ効果が発生し盛土中央底部の鉛直土圧が減少することが確認された.地震時において剛体地盤条件との比較からウレタン地盤上の盛土の液状化抵抗が沈下により減少したことが示唆された.
- ID情報
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- 課題番号 : 15H04037