2008年 - 2010年
新生仔期NMDA拮抗薬投与ラットの行動異常の解析:統合失調症の動物モデルとして
文部科学省 科学研究費補助金(基盤研究(C)) 基盤研究(C)
統合失調症モデルと一つと考えられている新生仔期NMDA受容体拮抗薬(MK-801)投与ラットについて、その行動・認知機能を評価した。MK-801は7~20日齢に投与され、成体期にsensorimotor gatingの指標であるプレパルス抑制(PPI)と作業記憶の指標である自発的交替(SA)についてテストを行った。その結果、MK-801処置によってPPIが障害される傾向が認められたものの、SAは障害されなかった。また、MK-801を短期間(5日間)投与した場合はいずれの行動指標においても効果がなかった。
- リンク情報
- ID情報
-
- 課題番号 : 20530664
- 体系的課題番号 : JP20530664