2018年4月 - 2021年3月
農村における人材育成エコシステムの構築に向けた実践的研究
日本学術振興会 科学研究費補助金/基盤研究(B) 基盤研究(B)
A人材育成エコシステムのモデル確立については,兵庫県丹波篠山市におけるアクションリサーチを展開した。特に,これまでの5期に渡るイノベーターズスクールの活動の評価分析を行い,課題を抽出した。また,これを神戸市にモデル移転し「神戸農村スタートアッププログラム」として実践した。一方,兵庫県たつの市における空き屋活用の事例から,NPOと市民出資の不動産会社を核とする多様なアクターネットワークの実態と要点を明らかにした。なお,兵庫県下の新規就農者を対象とした分析も行実施し,その定着に地域差,つまりエコシステムの差がある可能性を示唆した。
B地域づくりリーダーの特性と地域力醸成要件の解明については,大分県において実践的な調査をすすめた。宮崎県大崎市との比較調査しながら,地域運営組織に対する市役所および中間支援組織による支援課題を明らかにした。また,佐渡島におけるボトムアップ型のコミュニティ開発の事例分析を行い,その支援体制を整理した。一方,畦畔管理作業やため池管理については,非農家や非住民の参画を可能とした組織づくりの要点と課題を明らかにした。さらに,小学校から高校までの総合的学習(探求)による学校教育,公民館活動による社会教育,関係人口づくりなど多面的な対応が実質化していることを確認し,その際には,多様な主体がミックスされる場と仕組みが重要であることを明らかにした。
C農村における起業家の創出・成長要件の解明については,丹波篠山市を対象に地理的条件に焦点をあてた分析を進めた。また,多くの起業人材を輩出している島根県邑南町と島根県西粟倉村を事例として取り上げ,移住と起業を促す地域システムの実態を把握した。継業に関しては,鳥取市吉岡温泉町を事例に,鳥取県,地域おこし協力隊,NPO法人学生人材バンクと協働して,基礎的な実態調査およびセミナーを行い,継業を取り巻く課題整理を行った。
B地域づくりリーダーの特性と地域力醸成要件の解明については,大分県において実践的な調査をすすめた。宮崎県大崎市との比較調査しながら,地域運営組織に対する市役所および中間支援組織による支援課題を明らかにした。また,佐渡島におけるボトムアップ型のコミュニティ開発の事例分析を行い,その支援体制を整理した。一方,畦畔管理作業やため池管理については,非農家や非住民の参画を可能とした組織づくりの要点と課題を明らかにした。さらに,小学校から高校までの総合的学習(探求)による学校教育,公民館活動による社会教育,関係人口づくりなど多面的な対応が実質化していることを確認し,その際には,多様な主体がミックスされる場と仕組みが重要であることを明らかにした。
C農村における起業家の創出・成長要件の解明については,丹波篠山市を対象に地理的条件に焦点をあてた分析を進めた。また,多くの起業人材を輩出している島根県邑南町と島根県西粟倉村を事例として取り上げ,移住と起業を促す地域システムの実態を把握した。継業に関しては,鳥取市吉岡温泉町を事例に,鳥取県,地域おこし協力隊,NPO法人学生人材バンクと協働して,基礎的な実態調査およびセミナーを行い,継業を取り巻く課題整理を行った。
- リンク情報
- ID情報
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- 課題番号 : 18H02291
- 体系的課題番号 : JP18H02291
この研究課題の成果一覧
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論文
7-
Journal of Rural Planning Studies 3(1) 1-8 2023年2月25日 査読有り
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農林業問題研究 57(4) 152-158 2021年12月25日 査読有り
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農林業問題研究 57(2) 83-89 2021年6月 査読有り責任著者
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環境情報科学論文集 34 127-132 2020年12月 査読有り責任著者
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農村計画学会誌 39(論文特集号) 175-182 2020年11月20日 査読有り責任著者
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農村計画学会誌 39(論文特集号) 238-244 2020年11月 査読有り筆頭著者責任著者
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農業経済研究 91(4) 431-436 2020年3月 査読有り責任著者
講演・口頭発表等
4-
農村計画学会 2020 年度秋期大会シンポジウム 2020年12月19日 招待有り
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農村計画学会 2020 年度秋期大会 2020年12月19日
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農村計画学会 2020 年度秋期大会 2020年12月19日
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第69回地域農林経済学会大会 2019年10月26日
メディア報道
2-
JA兵庫南 2021年7月28日 インターネットメディア
-
日本農業新聞 2021年7月21日 新聞・雑誌