2015年4月 - 2020年3月
大規模3次元CT画像データベースを利用した胸部疾患コンピュータ支援診断の開発
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
本研究では、5年間の研究期間で、胸部3次元CTとFDG-PET/CT画像に診療情報を加えたデータベースを作成し、原発性肺癌の予後を統合的に診断できる新たなCADを開発し、以下の4つの知見を得た。1)肺癌の臨床病期診断においてCT画像にPET/CTの定量データを付加することで精度の高い予後予測が可能となる。2)部分充実型肺癌をCADで3次元画像解析することで予後を正確に予測可能である。3)PET/CTの新しい定量指標としてMTD(Metabolic Tumor Diameter)を発案し、それが早期肺癌のステージ分類と一致すること。4)肺癌のCT所見におけるすりガラス影が予後に関係すること。
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- 課題番号 : 15K09919
- 体系的課題番号 : JP15K09919