2014年4月 - 2017年3月
配向伸長状態における高分子の分子摩擦
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B)
- 課題番号
- 26288059
- 体系的課題番号
- JP26288059
- 担当区分
- 研究代表者
- 配分額
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- (総額)
- 16,640,000円
- (直接経費)
- 12,800,000円
- (間接経費)
- 3,840,000円
- 資金種別
- 競争的資金
高分子液体は工学的な利用条件下では高速な流動下にあり,そこでの挙動を分子論的に理解することが重要である.本研究は高速流動状態で現れる,配向/伸長状態における高分子の分子摩擦を調べることを目的とした.従来の分子理論では,流動下でも高分子の摩擦は平衡状態と同じと考えられてきたが,種々の高分子に対する流動実験や分子動力学計算によって高分子の摩擦の性質を調べたところ,分子の配向と伸長の程度によって分子摩擦が変化することがわかった.結果に基づいて汎用の粗視化モデルを構築し,高速流動下での高分子のダイナミクスとレオロジーを予測することに成功した.
- リンク情報
- ID情報
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- 課題番号 : 26288059
- 体系的課題番号 : JP26288059