2002年 - 2004年
三方向地震動に対するRC構造物の応答
文部科学省 科学研究費補助金(基盤研究(A)) 基盤研究(A)
- 担当区分
- 連携研究者
- 配分額
-
- (総額)
- 34,580,000円
- (直接経費)
- 26,600,000円
- (間接経費)
- 7,980,000円
- 資金種別
- 競争的資金
(1)曲げ破壊型の鉄筋コンクリート柱試験体を作製し、その試験体を用いて、柱頭柱脚の相対変形のうち回転変形を拘束し、三方向に並進変位を生じさせる三軸載荷実験を行い、三軸復元力特性に関する実験資料を蓄積することができた。(2)鉄筋コンクリート柱の三軸非線形復元力特性のマクロモデルを構築した。塑性論とのアナロジーを利用したモデルであり、実験結果との整合性を検討した。塑性論とのアナロジーを利用したモデル化の課題を抽出することができた。(3)スリップ型の一軸復元力特性が得られる可能性が高いという理由で、鉄筋コンクリート柱の主筋の付着を除去した試験体を作製し、この試験体を用いて、三軸載荷実験を行い、三軸復元力特性に関する実験資料を得ることができた。(4)一軸復元力特性がスリップ型になる鉄筋コンクリート柱の三軸非線形復元力特性を定式化した。弾塑性モデルに加えて、損傷モデルが必要であることが判明した。(5)三軸非線形復元カマ