2014年4月 - 2017年3月
エピゲノムの観点からの骨格筋加齢解析と心血管ホルモンによるミトコンドリアセラピー
文部科学省・日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
慢性腎臓病(CKD)では、身体能力の低下が腎機能を悪化させるリスクとなり、さらには、心血管病発症率を大きく上昇させる。消化管ホルモンであるグレリンは、ラット骨格筋ミトコンドリアに作用して酸素消費を増やすと報告された。そこでグレリンがCKDに伴うミトコンドリア不全を改善する可能性を考え、5/6腎摘CKDモデルマウスにグレリンを週3回腹腔内投与し、1ヶ月後に骨格筋ミトコンドリアと身体能力を検討した。グレリンは5/6腎摘マウスの筋力と持久力を増加させ、5/6腎摘により低下した身体能力を効率よく改善した。グレリン投与マウスの下腿筋では、ミトコンドリアの活性化に加えて筋肉量の増加を認めた。
- ID情報
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- 課題番号 : 26460920
- 体系的課題番号 : JP26460920