2014年11月
【皮膚における炎症性疾患】皮膚の構造と免疫機構の最前線 経皮感作と樹状細胞
別冊Bio Clinica: 慢性炎症と疾患
- ,
- 巻
- 3
- 号
- 2
- 開始ページ
- 16
- 終了ページ
- 21
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- (株)北隆館
皮膚には大きく分けて表皮ランゲルハンス細胞、真皮樹状細胞という2つの樹状細胞サブセットが存在する。マウス真皮樹状細胞はハプテンにより誘導されるTh1型皮膚免疫応答において重要な役割を果たす。ランゲルハンス細胞は、蛋白抗原によって誘導されるTh2型皮膚免疫応答やカンジダ感染に対するTh17型皮膚免疫応答の誘導を行う一方で、皮膚での制御性T細胞の維持を行い、皮膚免疫制御作用を持つ。以上の様に、皮膚樹状細胞サブセットは、経皮感作における抗原提示細胞として、獲得免疫応答においてそれぞれ異なる役割を発揮する。(著者抄録)
- ID情報
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- 医中誌Web ID : 2015139224