2010年4月 - 2015年3月
有限次元代数の組み合わせ論と量子対称性
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
本研究では、主に以下の二テーマに関する結果を得た。
1. シューベルト・カルキュラスとその一般化に対し、ワイル群上の非可換微分構造を用いた記述を与えた。中心的な対象としたのは、旗多様体のK環とアフィン・グラスマニアンのホモロジーであり、これらを対応するワイル群に付随したニコルス・ウォロノヴィッツ代数の部分代数として記述した。
2. 有限次元ゴレンシュタイン代数のレフシェッツ性に関する諸結果を得た。(H_4除く)有限コクセター群の余不変式代数のレフシェッツ元を決定した他、マトロイドから定まる新しいゴレンシュタイン代数を導入し、幾何的モジュラー束に対応する場合にそのレフシェッツ性を証明した。
1. シューベルト・カルキュラスとその一般化に対し、ワイル群上の非可換微分構造を用いた記述を与えた。中心的な対象としたのは、旗多様体のK環とアフィン・グラスマニアンのホモロジーであり、これらを対応するワイル群に付随したニコルス・ウォロノヴィッツ代数の部分代数として記述した。
2. 有限次元ゴレンシュタイン代数のレフシェッツ性に関する諸結果を得た。(H_4除く)有限コクセター群の余不変式代数のレフシェッツ元を決定した他、マトロイドから定まる新しいゴレンシュタイン代数を導入し、幾何的モジュラー束に対応する場合にそのレフシェッツ性を証明した。
- リンク情報
- ID情報
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- 課題番号 : 22540015
- 体系的課題番号 : JP22540015