共同研究・競争的資金等の研究課題

2014年4月 - 2018年3月

長岡京・平安京近郊地域の研究-寺社史料を中心として-

日本学術振興会  基盤研究(C)  

担当区分
研究代表者
資金種別
その他

本研究は、長岡京・平安京近郊の地域社会の史的展開を考察し、評価するものである。古代都城制研究は重厚な研究史をもつが、重点は王宮の性格など都城内部の諸問題にある。本研究は、地域史の観点から、古代山城(背)国北部地域の展開を考察する。特に、上賀茂神社など主要寺社に関係する諸史料を綿密に分析し、寺社を核とする地域形成の実態を追究する。また、考古学・歴史地理学など隣接諸分野の調査・研究成果を批判的に検討し、現地踏査により検証する。対象地域には、通時代的・全体的考察が可能な多様な史資料が存在する。本研究は、それらを有機的に活用し、方法論的側面も含め、古代地域史研究の範となる研究をめざす。