2011年10月
土地利用の空間分布推定の暖昧性を考慮した水害リスクカーブ生成システムの構築 : 熊本市壺川地区の再現期間別浸水被害額算定による実用性の検証
都市計画論文集 = Papers on city planning
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- 巻
- 46
- 号
- 3
- 開始ページ
- 931
- 終了ページ
- 936
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.11361/journalcpij.46.931
- 出版者・発行元
- The City Planning Institute of Japan
河川堤防や遊水地といった治水施設の整備は、それまで洪水に対して脆弱だった地域の治水安全度を向上させ、都市的土地利用を進展させる。一方で、そのような地域で洪水は完全に防ぐことは出来ないため、過度に資産が集積すると、洪水が発生した場合、甚大な被害をもたらす。水害の発生確率とその被害額の関係はリスクカーブで表される。リスクカーブは、氾濫シミュレーション、土地利用データ、および治水経済マニュアルで作成することが可能であるが、詳細な土地利用データの入手が困難であり、その適用が限られている。国土数値情報の詳細土地利用データは、100mメッシュであり、精度良く被害額を算定するにはデータが粗い。建物1件毎に評価するには、5mメッシュ程度の土地利用データが必要となるが、その作成には多大なコストを要する。そこで、本研究では、既存の複数のデータを用いて、比較的精度よくリスクカーブを生成するシステムを構築する。
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.11361/journalcpij.46.931
- ISSN : 1348-284X
- CiNii Articles ID : 10030402881
- CiNii Books ID : AN10276504
- identifiers.cinii_nr_id : 9000014635859