2010年 - 2012年
個人情報保護に対応した犯罪被害調査の開発に関する研究
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(A) 基盤研究(A)
本研究の目的は、現代社会に対応した新たな犯罪被害調査を開発し、科学的根拠に基づいた刑事政策の基盤となる統計資料を提供することにある。従来の訪問式の全国調査の結果と比較検討することによって、犯罪被害調査を目的としたインターネット調査の可能性と限界を探った。その結果、犯罪被害率(自動車関連の窃盗)のように、数%の小さな差異を比較するツールとして、インターネット調査を訪問留置調査の代替として使用することは、現時点においては適切ではないことがわかった。また、この犯罪被害調査は、EUのTrustinJusticeプロジェクトの日本調査に位置づけられる。
- ID情報
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- 課題番号 : 22243006
- 体系的課題番号 : JP22243006
この研究課題の成果一覧
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論文
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JOURNAL OF CONTEMPORARY CRIMINAL JUSTICE 31(2) 212-228 2015年5月 査読有り招待有り
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矯正講座 (33) 27-40 2014年
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季刊刑事弁護 (650) 132-137 2012年4月