2016年2月20日
朝日大学歯学部付属病院歯周病科における2013年度の歯周外科手術の現状
岐阜歯科学会雑誌
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- 巻
- 42
- 号
- 2/3
- 開始ページ
- 45‐51
- 終了ページ
- 51
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
2013年の1年間に朝日大学歯学部付属病院歯周病科で行った歯周外科患者の臨床データを集計し、歯周治療の実態を歯周外科手術面から明らかにした。その結果、82名(男性32名、女性50名)の患者に121症例の手術がなされた。各年齢別に分けると50代が48症例(58.5%)と最も多く、次いで40代が27症例(32.9%)、60代が25症例(30.5%)となった。10代、20代は1症例もみられず、70代以上が6症例(7.3%)と少なかった。歯周外科手術の月別頻度は2月の17人(14.0%)が最も多く次いで3、5月がそれぞれ14人(11.5%)であった。最も少なかったのは12月の3人(2.5%)で、8、9月がそれぞれ7人(5.8%)と少なかった。歯周外科手術の分類は、フラップ手術が111症例(91.7%)、分岐部治療が8症例(6.6%)であった。歯周外科手術時再生療法の材料として使用された材料はエムドゲインゲルが20症例(16.5%)、アパセラムが9症例(7.4%)、ジーシーメンブレンが9症例(7.4%)であった。また歯周外科手術の際、エルビウムヤグ(Er:YAG)レーザーを補助的に用いた症例は10症例(8.2%)であった。歯周外科手術の部位別頻度は上下顎臼歯部が全ての手術部位の89.3%を占めた。
- リンク情報
- ID情報
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- ISSN : 0385-0072
- J-Global ID : 201602233131903716
- CiNii Articles ID : 120005867977
- CiNii Books ID : AN00053070