2005年 - 2006年
香りを付加した足浴の睡眠導入効果に関する研究
文部科学省 科学研究費補助金(若手研究(B)) 若手研究(B)
- 課題番号
- 17791597
- 体系的課題番号
- JP17791597
- 担当区分
- 研究代表者
- 配分額
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- (総額)
- 2,000,000円
- (直接経費)
- 2,000,000円
- (間接経費)
- 0円
- 資金種別
- 競争的資金
足浴に用いる「香りの違い」による入眠促進効果を明らかにするため、3種類の香りの比較検討を行った。被験者は、健康な女性8名であり、脳波(16ch)、皮膚温(右手掌、胸部、左上腕、左下腿、左下肢)、血圧、心拍数を指標とした。実験は、室温(25-27℃)、湿度(50-60%)に維持した実験室で行い、閉眼安静15分間の後、10分間の足浴を行い、その後30分間閉眼にて安静状態を維持した。足浴は湯温40℃で外踵がつかる程度の湯量とした。足浴中は香り提示システムにより、被験者がわずかに自覚する程度の香りをマスクから流した。提示した香り条件は、(1)ラベンダー、(2)オレンジ、(3)サンダルウッドの3条件である。脳波の分析は、全てのデータをFFTにより周波数解析し、θ波、α波、β波の周波数帯域別にパワー値を算出した。それらのデータから、α波が50%以上消失し、低振幅θ波が出現する睡眠段階1を入眠期とし、入眠期の出現時間と持続時間を出した。皮膚温、血圧、心拍数は、5分間の平均値を算出し、比較した。脳波の結果から、3つの香り条件を比較したところ、入眠期の出現時間、および持続時間には香りによる有意な差は認められなかった。また、脳波以外の指標でも条件間に有意な差は認められなかった。いずれも香りでも足浴終了後、5-20分後に入眠期を迎えていたが、これは前年度行った研究での足浴のみ条件と同様の結果であっ...
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- ID情報
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- 課題番号 : 17791597
- 体系的課題番号 : JP17791597