2004年
新宿御苑における蒸発効率と温熱環境の実測
環境情報科学論文集
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- 巻
- 18
- 号
- 0
- 開始ページ
- 253
- 終了ページ
- 258
- DOI
- 10.11492/ceispapers.ceis18.0.253.0
- 出版者・発行元
- 一般社団法人 環境情報科学センター
新宿御苑を対象に、夏季の熱収支と温熱環境の実測を行った。中央部の芝生広場において、放射収支ならびに渦相関法による顕熱および潜熱フラックスの測定を行い、これらのデータからヒートアイランド対策効果の評価で重要となる熱収支パラメータ「蒸発効率」を算定した。潜熱フラックスの値は正味放射量の約2/3に達しており、蒸発効率の値はおおむね0.4程度となった。また、自作の移動観測カートを用い、緑陰内外の温熱環境を比較した。日射影響を除くことで純粋な気温差を評価すると、日中でも1℃にみたなかった。日中の緑陰において体感される涼しさは、気温差によるものではなく、放射環境による差異であることを定量的に示した。
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.11492/ceispapers.ceis18.0.253.0
- CiNii Articles ID : 130006982653