2020年3月27日
御前崎の潮間帯における海藻類の現存量と生育帯別の植生
日本藻類学会第44回大会
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- 記述言語
- 日本語
- 会議種別
- ポスター発表
- 主催者
- 日本藻類学会
- 開催地
- 鹿児島大学(鹿児島県鹿児島市)
御前崎の海藻類の潮間帯下部における現存量と,上部から下部における生育帯別の植生を明らかにすることを目的に,2019年に毎月1回大潮の干潮時に一辺50 cmの方形枠4枠による刈り取り採集(種毎に乾燥重量を測定)と,一辺25 cmの方形枠10枠による5つの生育帯(岩礁の上,中,下部,堤防階段の上,下段)別の被度測定を行った。最大現存量は7月に597.5(緑藻13.0,褐藻349.2,紅藻235.2)g/m2,調査期間中の総確認種数は60(緑7,褐10,紅43)種であった。各生育帯における最優占種・その月平均被度の最大と種数は岩礁の上部ではイシゲ・80.1(6月)%と14(緑2,褐4,紅8)種,中部ではウミサビ・66.4(8月)%と34(緑4,褐7,紅23)種,下部ではオオハイミル・57.5(1月)%と61(緑10,褐9,紅42)種,堤防階段の上段ではマルバアマノリ・93.9(2月)%と3(緑2,紅1)種,下段ではボタンアオサ・82.1(2月)%と6(緑2,褐3,紅1)種であった。