2011年4月 - 2014年3月
投影法課題実行時における認知処理の脳科学的基盤を求めて:fMRIによるアプローチ
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
本研究では,機能的磁気共鳴画像法(Functional Magnetic Resonance Imaging; fMRI)を用いてロールシャッハ法(Rorschach Inkblot Method; RIM)課題実施中の脳血流動態を測定し,その特徴を検討することを目的とした。精神科既往暦をもたない右利きの成人男女40名を対象とし,RIM課題と対照課題からなる実験を実施した。結果として,RIM課題では両側扁桃体,海馬,視床,背外側前頭前野などの領域において有意な賦活が観察された。RIM刺激の彩色の有無による比較からは,無彩色図版で海馬,前頭眼野,上側頭回,上頭頂葉などの有意な賦活が観察された。
- ID情報
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- 課題番号 : 23530897
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論文
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Rorschachiana 37(1) 41-57 2016年4月1日 査読有り筆頭著者責任著者