2016年4月 - 2019年3月
夜間低酸素血症によるNASH線維化進展機構の解明とその新規対処法の確立
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
非アルコール性の脂肪肝をNAFLD(非アルコール性脂肪性肝疾患)と言う。その中でも殆どが問題のない単純性脂肪肝であるが、一部、炎症性変化を強く伴い肝硬変へ移行しうるNASH(非アルコール性脂肪肝炎)も存在する。NAFLDのもっとも重要な原因は肥満であるが、肥満とは別にして閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSAS)患者に見られる夜間間欠的低酸素血症の病態もその原因の一つと考えられている。OSASの治療の第一選択はCPAP(持続陽圧呼吸療法)であり、それによって夜間の低酸素血症を改善させる。この研究において、NAFLDを合併したOSAS 50名を用い、CPAP治療の肝障害への有効性を立証した。
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- 課題番号 : 16K09564
- 体系的課題番号 : JP16K09564