2012年4月 - 2015年3月
早期DNA損傷修復機構の評価法に基づく胆管癌における表層拡大進展形成機序の解明
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
胆管癌における胆管切離断端に遺残した上皮内癌の局所再発には、早期DNA損傷修復仲介因子p53-binding protein 1 (53BP1)の不活化およびアポトーシス減少と関連がある。一方、53BP1活性化を介した早期DNA損傷修復応答およびアポトーシス誘導は、胆管切離断端が上皮内癌陽性であっても局所再発せずに術後長期生存する分子生物学的機序の一つと考えられる。早期DNA損傷修復機構に着目した結果、「胆管癌の表層拡大進展の形成は、浸潤癌が上皮内進展して形成される場合が50%、field carcinogenesisの結果残存した上皮内癌部が表層拡大進展として形成される場合が50%であった。
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- 課題番号 : 24592021
- 体系的課題番号 : JP24592021