基本情報

所属
神戸大学 大学院理学研究科 生物学専攻 教授
学位
修士(理学)(京都大学)
博士(理学)(京都大学)

研究者番号
80324979
J-GLOBAL ID
200901059807265965
researchmap会員ID
1000358883

外部リンク

<研究の興味>

1. 植物はどのような仕組みで「根」を作り、増やすのか?
2. 植物ホルモン「オーキシン」はどのような仕組みで、植物の生長を調節するのか?


 植物の地下部を構成する根系は、地上部を支えるだけでなく土壌から水分や養分を吸収する点で重要です。 維管束植物の根系は発芽後伸長する一次根と、一次根の内部組織から形成される側根、地上部から形成される不定根によって構築されます。古くから植物ホルモンのオーキシンが根の形成、特に側根形成に重要な役割を果たすことが 知られてきましたが、その分子機構は近年まで詳しくわかっていませんでした。これまで私たちの研究グループでは、モデル植物シロイヌナズナ (Arabidopsis thaliana)を用いた分子遺伝学的手法により、側根形成の開始に植物ホルモンの一つであるオーキシンを介した遺伝子発現制御が必要なことを明らかに してきました。現在、(1)根の発生・分化に関わるさまざまな因子の解析によって根系構築の分子機構を明らかにすること、および(2)オーキシン生合成・輸送・ 応答に関わる因子の解析によってオーキシン反応の分子機構を明らかにすること、を主な目標として研究を行っています。これらの研究を通 して、植物の生存にとって大切な「根」を作る仕組みと、植物ホルモン「オーキシン」に応答する仕組みを明らかにしたいと考えています。


論文

  96

書籍等出版物

  19

講演・口頭発表等

  428

共同研究・競争的資金等の研究課題

  27

MISC

  107