2001年11月
『ダーバヴィル家のテス』とヤヌスの神話
- 担当区分
- 単著
- 出版者・発行元
- 文化書房博文社
- 記述言語
- 日本語
- 著書種別
- 学術書
- DOI
- ISBN
- 4830109459
トマス・ハーディの長編小説『ダーバヴィル家のテス』を、古代ローマの双面の門神ヤヌスを鍵にして読み解いたもの。この作品には門やドアなどの出入り口への言及が多いこと、主人公テスをめぐる二人の男の名前クレア(Clare)とアレック(Alec)が1字違いのアナグラムになっていること、その他のこの作品に見られるさまざまな「二重性」の源に、この作品の背景になっていると思われるJ.G.フレイザーの『l金枝篇』に記されているヤヌスを重ね合わせて、それを鍵にしてテクストを分析している。
- ID情報
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- ISBN : 4830109459