論文

査読有り 筆頭著者
2011年1月28日

糖質関連分子とバイオセンサ

応用糖質科学
  • 宮西 伸光
  • ,
  • 中北愼一
  • ,
  • 住吉渉
  • ,
  • 平林淳

1
2
開始ページ
174
終了ページ
178
記述言語
日本語
掲載種別
研究論文(学術雑誌)
DOI
10.5458/bag.1.2_174
出版者・発行元
日本応用糖質科学会

糖質関連分野における"バイオセンサ"について,2種類のバイオセンサを開発するとともに,「Sequential Biolochemical Reaction System:SBRS」の概念について紹介した。海藻類に含まれるラミナランを測定するセンサおよび,単糖の1つであるD-アロースを測定するセンサを開発した。両センサとも,複数の酵素と電気化学的手法を組み合わせることによって初めて検出することが可能であった。ラミナランセンサは0.05~4.0mg/mLの濃度のラミナランと電流応答値との間に良好な相関関係が認められた。また,D-アロースセンサについては,62.4nmolのD-アロースが検出可能であった。SBRSは,数種の生体資材を多段階に連続的に反応させることによって,これまで検出が不可能であった成分 (あるいは見逃されていた成分) を初めて検出することを可能にする手法である。開発した両センサともSBRSを採用しており,このことから本手法の有用性が示された。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.5458/bag.1.2_174
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/110009691179
CiNii Books
http://ci.nii.ac.jp/ncid/AA12509099
URL
http://id.ndl.go.jp/bib/11084460
URL
http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/2010812427 本文へのリンクあり
ID情報
  • DOI : 10.5458/bag.1.2_174
  • ISSN : 2185-6427
  • CiNii Articles ID : 110009691179
  • CiNii Books ID : AA12509099

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