MISC

2017年7月

【ホルモンと認知症・フレイル-内科的疾患との関連で】 甲状腺ホルモンと認知症・フレイル

認知症の最新医療
  • 松永 晶子
  • ,
  • 米田 誠

7
3
開始ページ
136
終了ページ
140
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
(有)フジメディカル出版

日本人の平均寿命が男女とも80歳を超える一方で、健康寿命は必ずしもそれに伴い延長してはいない。高齢者の健康寿命の延長を妨げるものとしては認知症やフレイルが注目されており、これらを早期の段階で診断し、適切な介入・支援を行うことは生活機能の維持向上や合併症の予防につながる。高齢者の認知症やフレイルを規定するホルモン因子は数多いが、甲状腺機能異常はそのなかでも重要である。甲状腺機能異常による認知症は、治療可能であるにもかかわらず、アルツハイマー病などと誤診されることがある。また、甲状腺機能異常によって心不全、運動機能低下などの身体の虚弱・脆弱(フレイル)をきたすが、高齢者では時に、単なる加齢として見過ごされる。高齢者にみられる認知症やフレイルの原因として、治療可能な甲状腺機能異常を見逃さないことが肝要である。(著者抄録)

リンク情報
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/40021280096
CiNii Books
http://ci.nii.ac.jp/ncid/AA12527330
URL
http://id.ndl.go.jp/bib/028411344
URL
http://search.jamas.or.jp/link/ui/2017338002
ID情報
  • ISSN : 2185-7741
  • 医中誌Web ID : 2017338002
  • CiNii Articles ID : 40021280096
  • CiNii Books ID : AA12527330

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