2019年3月
学校版感覚処理アセスメントの因子分析研究
日本発達系作業療法学会誌
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- 巻
- 6
- 号
- 1
- 開始ページ
- 1
- 終了ページ
- 7
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 日本発達系作業療法学会
本研究の目的は、教師が感覚処理の問題がある子どもをアセスメントできる質問紙を作成し、その因子を探ることである。これまでの研究で開発した「学校版感覚・運動発達アセスメントシート」の感覚面のアセスメントの試案を北海道、関東、関西の小学校の教師に実施してもらい、先行研究で収集したデータと合わせ、7〜12歳の児童795名のデータを収集した。そして、そのデータについて因子分析を行った。データを集計したところ、試案に含まれていた77項目の中の16項目は回答率が90%以下であり、14項目は直接感覚処理の問題について問う項目ではなかったため、これら30項目をアセスメントシートから除外することとした。そこで除外項目を除いた47項目を用いて因子分析を行い、5因子を主要因子とした。それらを「感覚探求」、「聴覚過敏・回避」、「味覚・嗅覚の過敏」、「低登録」、「触覚過敏」と命名した。今後これらの因子に基づくスコアリング方法を考案することで、教師が本アセスメントツールを用いて児童の感覚処理の問題を把握でき、学校内での教育的支援に役立てたり、より専門的な支援につなげたりすることができるようになると考えられる。(著者抄録)
- リンク情報
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- J-GLOBAL
- https://jglobal.jst.go.jp/detail?JGLOBAL_ID=201902244437142309
- CiNii Articles
- http://ci.nii.ac.jp/naid/40021893828
- URL
- https://search.jamas.or.jp/index.php?module=Default&action=Link&pub_year=2019&ichushi_jid=J06153&link_issn=&doc_id=20190423470001&doc_link_id=40021893828&url=http%3A%2F%2Fci.nii.ac.jp%2Fnaid%2F40021893828&type=CiNii&icon=https%3A%2F%2Fjk04.jamas.or.jp%2Ficon%2F00003_1.gif
- Jamas Url
- http://search.jamas.or.jp/link/ui/2019231910
- ID情報
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- ISSN : 2187-1884
- 医中誌Web ID : 2019231910
- J-Global ID : 201902244437142309
- CiNii Articles ID : 40021893828
- identifiers.cinii_nr_id : 9000017956083