2014年4月 - 2016年3月
血圧測定による内皮機能低下現象の解明と新たな動脈硬化診断法への応用
日本学術振興会 挑戦的萌芽研究 挑戦的萌芽研究
血圧測定時の上腕動脈の圧平により血管内皮機能が低下することを見出した.市販の血圧計で血圧測定しつつ内皮機能をFMD法で評価したところ,5回連続計測するとFMD値が有意に低下した.また,収縮期血圧+50mmHgの圧をカフに加え10秒間圧平する操作を3回繰り返しても同様に低下したことから,FMDの低下は血管内腔面同士が強く密着させられることで生じる可能性が示された.また,家兎総頸動脈でFMD再現系を確立した.圧平によりFMDが低下した血管では内皮細胞密度減少,糖鎖体積も減少している傾向が確認できた.
- ID情報
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- 課題番号 : 26560257
- 体系的課題番号 : JP26560257