2012年4月 - 2014年3月
動脈硬化の見える化:血管内皮・平滑筋機能の独立計測による動脈硬化進行度の定量診断
日本学術振興会 若手研究(B) 若手研究(B)
動脈硬化の超早期診断を目的とし,血管内皮,平滑筋機能の健康度を独立で評価する方法を検討した.平滑筋は伸展させると収縮するという性質(ベイリス効果)があり,本研究ではこれを平滑筋の健康度と位置付けた.血管内皮機能計測は既存のFMD法を用い,平滑筋機能は試作した計測システムを用いてチョッパ陰圧負荷に対するヒト上腕動脈の能動収縮として計測した.その結果,従来法でのステップ陰圧負荷に比べ,より短時間で,またはより大きく血管収縮を引き起こせることが示唆された.またベイリス効果を詳細に検討するための動物モデルを構築した.提案した平滑筋機能評価法と動物モデルは動脈硬化の診断法の開発に有用であると考えられた.
- ID情報
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- 課題番号 : 24700495
- 体系的課題番号 : JP24700495