講演・口頭発表等

招待有り 国際会議
2012年2月7日

Electron Tomography to Material Science and Engineering

The 10th Asia-Pacific Microscopy Conference
  • K. Kaneko

開催年月日
2012年2月5日 - 2012年2月9日
開催地
Perth Convention and Exhibition Centre
国・地域
オーストラリア

材料工学の分野において、転位、結晶粒、析出物などの微構造解析をはじめ、原子分解能観察や元素分析など、透過型電子顕微鏡(TEM)が日常的に用いられている。しかし、TEMにより得られる情報の多くは薄膜試料から得られた電子の透過像や投影像であり、2次元的な情報しか得ることが出来ない。単純な構造を持つ材料であれば2次元像から3次元的な構造情報を推測することは可能ではあるが、多元系の合金や複合ナノ粒子など、複雑な系では到底困難である。材料の3次元的な微構造が特性を左右することから、材料を3次元で解析することが早くから望まれてきていた。今回、電子線トモグラフィ法を駆使し、金属-複合-セラミックス材料など様々な材料解析をおこなっており、これらの成果を論じた。