2018年8月
眼鏡非装用にて再発した弱視の2症例
臨床眼科
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- 巻
- 72
- 号
- 8
- 開始ページ
- 1169
- 終了ページ
- 1173
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- (株)医学書院
<文献概要>目的:眼鏡非装用にて再発した弱視2症例の報告。症例:症例1は6歳6ヵ月,男児。右眼の視力低下にて受診。遠視と内斜視を認めたため,弱視治療を2年間施行し視力は右眼矯正1.0pに改善した。その後,眼鏡破損により1年間眼鏡を装用せず,右眼矯正0.5と視力低下をきたし再診した。矯正眼鏡の再処方と遮閉法にて右眼矯正1.0と改善した。症例2は4歳8ヵ月,男児。遠視と内斜視を認め,弱視治療を7年間施行し,視力は右眼矯正1.0と改善した。その後,眼鏡破損により6ヵ月間眼鏡を装用せず,右眼矯正0.4視力と低下をきたし再診した。矯正眼鏡を再処方し,右眼矯正0.8と視力改善がみられた。結論:2症例とも不同視弱視兼斜視弱視の症例で,このような症例では,弱視治療が終了しても眼鏡装用と通院が重要である。
- ID情報
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- ISSN : 0370-5579
- 医中誌Web ID : S724130025