MISC

2014年2月

七面鳥肉「ターキー」の現状と需要拡大に向けた提言(1)

畜産の研究
  • 福井 伶奈
  • ,
  • 西谷 次郎
  • ,
  • 小澤 壯行

68
2
開始ページ
253
終了ページ
257
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
養賢堂

七面鳥肉「ターキー」は主要生産国である欧米を中心に,1年を通して消費されており,世界における消費量は,2012年において517万6千トンであった。また,世界のターキー生産量は増加傾向にあり,2012年では549万8千トンと,2000年に比べ15.6%の増加率であり,世界のターキー市場は着実にその規模を拡大させている。我が国においては,レストランやサンドウィッチ店,テーマパーク等で,ターキーが通年提供されるようになったものの,小売店の取扱いは大部分がクリスマスの時期に限られており,その数も少ない。近年,国際食品展や食品業界向けの展示会で,各国のターキー業者が出展し,日本市場へのターキーの定着を図るプロモーション活動が行われているが,依然として普及は進んでいない。それに加えて我が国におけるターキーの消費量や生産状況についての研究は,2000年以前になされたものが多く,今日における生産量や消費量,国内ターキー生産者の現状等は明らかになっていない。そこで,本研究では,(1)消費者アンケート調査を行い,一般消費者のターキーの食経験や需要の有無等を明らかにすること,(2)生産者に対して聞き取り調査を行い,国産ターキーの生産の現状および問題を明らかにすること,(3)調査によって明らかとなった,消費者の需要や国内生産者の現状を踏まえ,ターキー市場の規模拡大の可能性と今後の課題を検討することとした。

リンク情報
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/120005861647
CiNii Books
http://ci.nii.ac.jp/ncid/AN0014151X
ID情報
  • ISSN : 0009-3874
  • CiNii Articles ID : 120005861647
  • CiNii Books ID : AN0014151X
  • identifiers.cinii_nr_id : 1000030247085

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