2016年12月30日
高血圧自然発症ラット(SHR)の歯の移動におけるβ1アドレナリン受容体遮断薬とβ2アドレナリン受容体遮断薬の効果の比較検討
愛知学院大学歯学会誌
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- 巻
- 54
- 号
- 4
- 開始ページ
- 399
- 終了ページ
- 406
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 愛知学院大学歯学会
7週齢の雄性ラット(SHR/Izm、WKY/Izm)を用いた。SHR群にはアテノロール(ATN)及びブトキサミン(BUT)を経口投与した。SHRコントロール群とWKYコントロール群には、薬物投与群と同量の生理食塩水を投与した。SHRコントロール群はWKYコントロール群に比べ第一臼歯の移動量の増加および上顎歯槽骨骨量の減少を認めた。ATNおよびBUTはSHRで増加した歯の移動量を滅少させ、減少した上顎歯槽骨骨量を回復させた。ATNはSHRの上顎歯槽骨で、骨形成率の低下及び、血漿オステオカルシン濃度の低下を回復させたが、BUTではどちらにも変化を認めなかった。BUTはSHRの上顎歯槽骨で、破骨細胞面の増加を減少させ、血漿TRAP-5b活性を減少させたが、ATNではどちらにも変化を認めなかった。
- リンク情報
- ID情報
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- ISSN : 0044-6912
- 医中誌Web ID : 2017180568
- J-Global ID : 201702274455368558
- CiNii Articles ID : 40021084070
- CiNii Books ID : AN00006467
- identifiers.cinii_nr_id : 9000018824069