共同研究・競争的資金等の研究課題

2016年4月 - 2021年3月

心理職の活動を拡げるインターネット版認知行動療法の開発とプログラム評価

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(A)
  • 下山 晴彦
  • ,
  • 菅沼 慎一郎
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  • 坂本 大介
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  • 星野 崇宏

課題番号
16H02056
配分額
(総額)
39,130,000円
(直接経費)
30,100,000円
(間接経費)
9,030,000円

2017度には、インターネット版認知行動療法(iCBT)である「うつ・いっぽ・いっぽ」「いっぷく堂」「レジリエンストレーニング」を搭載したポータルサイトである「こころの手帖」の改善を進めた。それと並行して、ポータルサイトの利用者が希望した場合に、インターネットを通じて利用者をサポートする心理職の教育システムの開発を進めた。具体的には、認知行動療法の実践に必要な臨床心理学の知識と技能を学ぶための映像教材を制作した。教材のコンテンツとしては、臨床心理学入門テキスト映像、認知行動療法の基礎から応用までの段階的テキスト映像、さらには利用者には必ず含まれる発達障害の知識等が盛り込まれたテキスト映像を作成した。それらの映像教材を学習した上で、「こころの手帖」の利用者の心理支援を進めるための心理職のガイドマニュアルの製作を開始し、12月までに第1版を完成させた。それと同時に、「こころの手帖」のガイドとなる心理職の教育訓練プログラムを試験的に開始した。まずは、臨床現場での受付対応の研修を受けることで、「こころの手帖」のアセスメントの技能訓練をした。これは、一般社団法人臨床心理iネットが運営する東京認知行動療法センターに協力を得てインターンシップを行った。そのうえで試験的に開始した「こころの手帖」のガイドを担当し、利用者と担当者から意見を聴取し、ガイドマニュアルの改訂を行った。さらに本格的な「こころの手帖」のガイド心理職の訓練を実施する予定の2018年2月から3月までの期間に、公認心理師受験の講習会が始まってしまい、本格的な教育訓練プログラムの実施を2ヶ月延長せざるを得なくなった。なお、iCBTのAI化を並行して進め、株式会社マインドアイルの協力を得て「いっぷく堂」のAIバージョンを開発し、公表した。

ID情報
  • 課題番号 : 16H02056